イベント報告 2009.04.08
桜の日、心のひだに触れました
静岡新聞平成21年4月8日朝刊コラム『さまよえる時代17』を皆さん
お読みになりましたか?
私達西瀬名デイサービスでもご利用者様と共に読み、お一人お一人が
さまざまな想いを抱いたご様子でした。
皆様の中にひときは感極まり、目頭をおさえて読んでいらっしゃる方が
いらっしゃいました。
彼女は認知症と診断された方(介護度3)で、生活全般において声掛け、
指示が必要で、記憶力の低下、押入れに食品をしまい込んだりと、
ご家族や私達の支援が必要な方です。
涙している彼女にそっと寄り添うと、
『記事に感動しました。心の中はきちんと生き、感じています。
幸せなこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いこと
を感じています。』
と詩中にあるような、清らかな水が湧き出るように、彼女の目からしばらく
涙がとまりませんでした。
まわりに居合わせた職員も感動の涙があふれそうになりました。
私達は日々の事柄に追われ、慣れ合いになり、きちんと彼女に
向き合えていたでしょうか?
今日も感動的場面に接し、改めてこの仕事に出会えたことに感謝し
利用者様と寄り添う日々を過ごしていきたいと強く思いました。
西瀬名デイサービス