竜爪園

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カテゴリなし 2014.08.25

『東北にはまだまだ私たちの出来ることがある』

823日(土)

福島県相馬市にてボランティア活動をしてきました。

あの3.11から3年が過ぎ、相馬市は比較的放射能汚染は少なく普通に生活されている方々が多いのですが、それでもその土地から離れていく方が多いと聞き驚きました。

今回、『マッピング作業』を行い、誰がどこでどんな商売をしているか等のいわゆる『地図作り』のお手伝いをしてきました。ボランティアの力を借りなければ地図作りが進まず、それだけ人が離れて行ってしまっているという事実があるのです。

これまで私は、岩手県の陸前高田から気仙沼や南三陸等、津波で家をなくされた方々のお手伝いに行くことが多かったのですが、昨年、初めて福島に訪れたとき、放射能汚染区域近くの、あの閑散とした街並みを見て本当に驚くばかりでした。

即席で作られたような手書きの『原発職員募集』の看板が、交差点に立てかけられ妙に印象に残っています。

そして、Jビレッジから働きに出る放射線防護服を着た人たちの姿を見て、「震災はまだ続いてる・・・。」と自分の無力さを感じた事を覚えています。

今回、福島県に伺い、また別の大変な問題のあることを目の当たりにしてきました。

福島がまた皆が安心して生活できる物資豊かな以前のような福島の活気を取り戻せるよう微力ながら応援しなくてはと痛切に感じました。

ボランティアに参加された方は、福島県の方が多かったのですが、県外からも集まり40名ほど参加されています。

やはり年々ボランティアの数は減ってきている様です。

まだまだ私たちがお手伝いできることがたくさんあります。

今回は、8時間ほどしか滞在する時間が無かったのですが、実際に福島の方々のお話を聞くこともでき、私自身いつも励まされる思いで、充実した時間を過ごすことができました。

今後も継続して、少しでも被災地の役に立てればと思っています。

 

                         支援相談員   瀧浪 千恵