谷川 俊太郎 『ただ生きる』
今朝職員が私のところに来て、今度仙台で開かれる研修会に行って来ますと言いながら、そのチラシに書かれていた 谷川 俊太郎の詩を大きな字で打ち出して持ってきてくれた。
私だけが見るのでは勿体無いし、職員もきっと私と同じような思いだったのだろうと思い、ここにご紹介する。
ただ生きる
谷川 俊太郎
立てなくなってはじめて学ぶ
立つことの複雑さ
立つことの不思議さ
重力のむごさ優しさ
支えられてはじめて気づく
一歩の重み 一歩の喜び
支えてくれる手のぬくみ
独りではないと知る安らぎ
ただ立っていること
ふるさとの星の上に
ただ歩くこと 陽をあびて
ただ生きること 今日を
ひとつのいのちであること
人とともに
鳥やけものとともに
草木とともに 星々とともに
息深く 息長く
ただいのちであることの
そのありがたさに
へりくだる

