『しんどさにsensitiveになろう』
2月10日の「第10回 静岡県社会福祉研究会」に参りました。
私どもの施設から2名の職員が日頃の現場での取り組みを発表させていただきました。
若い職員の日頃の努力をとても嬉しく思いました。
それにも増して心を動かされたのは、
最初の山野良一氏の「現代の貧困と子供たちの未来」という講演でした。
このなかに『教育や福祉の現場で、子供たちや家族の背後にある生活実態(しんどさ)にsensitiveになろう』というお言葉がありました。衝撃的でした。
私たちは日々の仕事の中でお年寄りの、又はご家族の、『しんどさ』にどこまで思いを馳せているだろうかと反省しました。もちろん出来る限り実態を把握し、何とか力になろうとしていますが『しんどさに敏感になろう』の呼びかけは、目を覚まさせていただいた思いでした。
このことはご利用者様にのみ向けられる事ではなく、職員同士でも、家族の間でもどこでも心して行きたいことと思いました。
生き生きとした姿
2月3日は節分です。園内でも赤鬼、青鬼、おかめ、ひょっとこ、年男等色々登場してとても楽しい豆撒きをいたしました。
職員たちの色々工夫した企画も嬉しかったのですが、何よりも感動したのはお年寄りのお姿です。
普段は肩が痛い、腕が上がらないと余り積極的には動かれない方、できれば何でも手伝ってほしい、やってほしいとおっしゃっている方々が、お菓子を拾おう、お菓子を取ろう、袋にもっと入れようと一生懸命腕を伸ばしたり、手を広げたり、声を出したり、中には足も伸ばしたりしていらっしゃるのです。それは力強くはつらつとした素敵なお姿でした。
事故を恐れるあまりついついこちらが過剰に手出しをしてしまっていないか、残存能力を引き出す工夫がきちんとなされているかなど、折に触れ話題になっている事ではありますが、今日のご利用者さん方のお姿は私達に改めて『本当の介護とは何?』との問いかけをしていただきました。
105歳から63歳までの160人の方々が生き生きとした日々をお過ごしいただけるように、職員一同知恵も力も出し合おうと話し合った立春でした。

